筋トレ中の飲み会で食事はどう調整する?

筋トレ中の飲み会で食事はどう調整する?

筋トレ中に飲み会へ行くなら、食事を抜いて帳尻を合わせるのではなく、飲み会の前後でたんぱく質と総摂取カロリーを調整するのが基本です。飲み会では、揚げ物や締めの炭水化物を重ねすぎない一方、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質は確保しましょう。

筋トレ中の飲み会で食事を調整する基本

調整のポイントは、「飲み会の前に軽く栄養を入れる」「会場では料理を選ぶ」「翌日に極端な制限をしない」の3つです。

  • 飲み会前に、たんぱく質を含む軽い食事をとる
  • 飲み会では、たんぱく質と野菜を先に選ぶ
  • 揚げ物、炭水化物、アルコールをすべて重ねすぎない
  • 翌日は通常の食事に戻し、必要なら軽く調整する

1回の飲み会で筋トレの成果がすべて失われるわけではありません。ただし、飲酒量が多い日や、食べ過ぎが何度も続く場合は、体重管理や回復に影響しやすくなります。

飲み会前に食べておきたいもの

飲み会前は、何も食べずに空腹で参加するより、消化しやすいたんぱく質と適量の炭水化物をとるほうが、会場での食べ過ぎを抑えやすくなります。

たとえば、次のような組み合わせが使えます。

  • おにぎりとプロテイン
  • ヨーグルトとバナナ
  • 鶏むね肉やサラダチキンと少量のご飯
  • 卵料理とパン
  • 豆腐や納豆とご飯

飲み会の直前に満腹になる必要はありません。目安は「空腹を感じにくくする程度」で、脂質の多い食事を大量にとるのは避けましょう。脂っこい食事は、飲み会でさらに揚げ物を食べる原因になりやすいためです。

飲み会では何を食べるとよいか

まず、肉・魚・卵・豆腐などのたんぱく質を含む料理と、野菜や海藻を使った料理を選びます。その後に、食べたい揚げ物や炭水化物を量を決めて楽しむと、全体を調整しやすくなります。

料理の種類 選び方の例 注意点
たんぱく質 焼き鳥、刺身、焼き魚、冷ややっこ、枝豆、卵料理 タレやマヨネーズなどの量も確認する
野菜・海藻 サラダ、野菜焼き、海藻料理、漬物 ドレッシングやソースをかけすぎない
揚げ物 唐揚げ、フライドポテトなどを少量 複数の揚げ物を重ねない
炭水化物 おにぎり、寿司、麺、チャーハンなどから一つ 締めの料理を複数選ばない

すべての料理を避ける必要はありません。たとえば、唐揚げを食べるなら、ポテトや揚げ出し豆腐など別の揚げ物を重ねず、締めの麺やチャーハンを控えるという調整ができます。

飲み物はどのように調整するか

アルコールにはエネルギーがあり、ビールやカクテルなどは糖質や甘味料を含む場合があります。種類だけでなく、飲む量と回数を管理することが大切です。

  • 最初に水や炭酸水も注文する
  • 甘いカクテルやサワーを何杯も続けない
  • お酒1杯ごとに水をはさむ
  • 飲み放題でも、元を取ろうとして飲む量を増やさない
  • 飲酒後のラーメンやデザートを習慣にしない

「糖質ゼロ」や「低カロリー」と表示されたお酒でも、アルコールそのもののエネルギーがなくなるわけではありません。また、飲酒量が多いと判断力が下がり、料理を食べ過ぎやすくなる点にも注意が必要です。

筋トレは飲み会の前後にどうするか

飲酒する予定がある日は、無理に高強度のトレーニングを行わないほうが無難です。飲酒後の筋トレや、二日酔いの状態でのトレーニングは、脱水や集中力低下によってパフォーマンスや安全面に影響する可能性があります。

飲み会前に筋トレする場合

筋トレ後に飲み会があるなら、終了後に食事をとれるよう、トレーニング前後の時間を確保します。飲み会まで時間がない場合は、トレーニングの強度や量を無理に増やさず、終了後に水分と食事を補給しましょう。

飲み会後に筋トレする場合

飲酒後の筋トレは避け、十分に体調が戻ってから再開します。睡眠不足、頭痛、吐き気、強いだるさがあるときは、筋トレより休養と水分補給を優先してください。

翌日の食事はどう調整するか

翌日は、朝食を抜いたり、極端に食事を減らしたりせず、通常の食事へ戻すのが基本です。前日の食べ過ぎが気になる場合は、脂質の多い料理や間食を控え、主食・主菜・野菜を整えます。

  • 水分をとる
  • 食べられる範囲でたんぱく質を確保する
  • 消化しやすい主食や汁物を選ぶ
  • 揚げ物や高脂質の間食を控える
  • 体調が戻ってから軽い運動を行う

翌日の体重が増えていても、すべてが体脂肪の増加とは限りません。食事量、塩分、水分、胃腸の内容物などでも体重は変動します。1日だけの数値ではなく、数日から1週間程度の変化で判断しましょう。

目的別の食事調整

筋肉を増やしたい場合

筋肉を増やしたい場合でも、飲み会で必要以上に食べる必要はありません。飲み会前後のどこかで、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などを使い、普段のたんぱく質摂取を大きく崩さないことが重要です。

飲み会で食事量が少なくなった場合は、翌日に通常の食事へ戻します。1回の食事だけで不足分を大量に補おうとせず、数回の食事に分けて調整してください。

体脂肪を減らしたい場合

減量中は、飲み会で「お酒だけ」にするより、低脂質のたんぱく質料理や野菜を選び、揚げ物と締めの炭水化物のどちらか、または両方を控えるほうが調整しやすいでしょう。

ただし、飲み会前後に何も食べない方法は、強い空腹による食べ過ぎにつながることがあります。減量中でも、事前に軽く食べておく方法を検討できます。

体重を維持したい場合

体重維持が目的なら、飲み会以外の食事を軽めに整えつつ、飲み会では食べる料理を選びます。たとえば、昼食で脂質の多い料理を避け、夜はたんぱく質料理、野菜、主食を少量というように分けて考えます。

飲み会の日の調整例

次は、夜に飲み会がある日の考え方を示した仮定例です。実際に必要な量は、体格、活動量、筋トレの目的、普段の食事によって変わります。

  • 朝食:普段どおり、主食とたんぱく質をとる
  • 昼食:脂質を控えめにし、主食・主菜・野菜をそろえる
  • 飲み会前:ヨーグルト、卵、おにぎりなどを軽くとる
  • 飲み会中:刺身、焼き鳥、冷ややっこ、サラダなどを先に選ぶ
  • 帰宅後:空腹でなければ追加で食べず、水分をとる
  • 翌日:通常の食事に戻し、体調がよければ軽く活動する

この例では、朝食や昼食を完全に抜かず、飲み会での食べ過ぎや帰宅後の追加の食事を抑えることを重視しています。

筋トレ中の飲み会で避けたい調整方法

次のような方法は、短期的には摂取量を減らせても、食べ過ぎや体調不良につながることがあります。

  • 飲み会まで一日中何も食べない
  • 飲み会後に長時間の有酸素運動を行う
  • 二日酔いでも予定どおり高重量の筋トレをする
  • 翌日に極端な断食をする
  • 「低カロリー」と表示されたお酒を無制限に飲む

飲酒量が多かった場合や、吐き気、意識がぼんやりする、強い脱水が疑われるなどの症状がある場合は、食事調整より体調への対応を優先してください。

まとめ

筋トレ中の飲み会では、事前に軽く食べ、会場でたんぱく質と野菜を選び、揚げ物・締めの料理・飲酒量を調整するのが基本です。翌日は断食せず、体調を見ながら通常の食事とトレーニングへ戻します。

まずは飲み会の前に、たんぱく質を含む軽食を用意しましょう。そのうえで、当日は料理を一品ずつ選び、飲み会後の追加の食事を習慣にしないことが、無理の少ない調整につながります。